法務の樹海

ベンチャー企業法務のおっさんによる徒然ブログ

法科大学院生の就職活動について

今日は法科大学院生の就職活動について、書きたいと思います。この記事が読まれる時期は決まっています。そう、司法試験の前後2−3ヶ月です。私にはこの記事を読んでいる皆さんが何を考えているか、手に取るようにわかります。なぜなら私も一人の受験生だったからです笑。

 

さて、弁護士の就職難だの、司法試験に受からなかった法科大学院生はどうしようもないだのといった意見が散見されますが、実体としてはどんなな感じなのか、実感ベースで書いていきます。結論から言うと、「いうほど悪い状況じゃないんじゃないの?」という話しです。なお、2015年の日付の記事ですが2018年4月15日に更新しています。

 

1、仕事があるかどうかは景気次第だ

当たり前のことですが景気が良ければ就職は余裕です。逆もしかりです。2018年4月現在では、実感ですが景気はそこそこといったところなので、外部環境としてはそう悪くないのではないでしょうか。なんやかんやこのトレンドはもう少し続くのではないかと思います。ただし、日本経済全体のパイは徐々に縮小していっているというところは要注意です。今後は全体的に厳しくなっていくんじゃないでしょうか。(2018年4月現在ではもう2−3年は大丈夫なんじゃないかと思い始めています。理由は色々とありますが、実感ベースで「全体的に人が足りてない」感じがします)。

 

2、司法試験に受からなかった法科大学院生の就職を左右する要素

前提として、就職とは、企業の正社員として雇用されること、と定義します。

このカテゴリーの人の就職が上手くいくか行かないかは、①年齢、②卒業大学、③コミュニケーションスキル、④パーソナリティの4つの要素で決まると思います。これも当たり前といえば当たり前ですね。

 ①年齢

まず年齢については、今の外部環境を前提とするなら、20代前半~中盤は余裕、30歳までなんとかOK、30歳以降は③④のファクターでかなり頑張らなければいけない感じです。

 

 ②卒業大学

次に卒業大学については、学部卒と一緒で、地方国立・March関関同立早慶上智・旧帝<京大<東大、という感じで一番左でニュートラル評価、右に行くほどプラス評価という感じです。ただ、正直このファクターあんまり重視されてないんじゃないのと思います。

 

③コミュニケーション能力 

そして言わずもがなの③。一般的に言われている通り、コミュニケーションがちゃんと取れるかは極めて重要です。AやれといわれてBやっちゃう人は、組織では良いパフォーマンス上げられません。まずはマシーンのように言われたことを正確に把握して実現することが重要です。空気を読み、忖度し、相手の期待値を常に上回る仕事をするのは次の段階です。

 

④パーソナリティ 

そして④のパーソナリティ、これはボディーブローのように効いてくる要素です。上昇志向が強いとか、ライフワークバランス重視とか、そういった仕事に対するモノの考え方というところです。ココが輝いていると、①②がダメでもサクッと採ってもらえることがあります。ただし④を伝えるためには③は必須要素です。

 

だいたい以上4つの要素の組み合わせで、就職の決まりやすさが決定します。なので、「法科大学院生の就職は大変」とざっくりくくるのはちょっとどうかということになります。ただ、一般的な法科大学院生が持っている要素が、20代中盤から後半、学歴関関同立March以上、コミュニケーション能力は普通~高い、やや保守的なパーソナリティー、といった具合に仮定できるなら、法科大学院生は就職戦線でビハインドを取ることはないはずです。

 

コミュニケーション能力が低いかパーソナリティがアレな人はどうしたらいいのか?ビジネス書を何冊か読んでちょっとでもマシになるように努力するか、そのまま突っ走りましょう。改善せずに自分丸出しで活動すると結構大変ですが、そっちの方が人生楽しい気もします。

 

仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?

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4、司法試験合格者について

企業就職については、はっきりいって楽勝です。就職難とか完全に嘘です。司法試験合格の資格でブーストされることにより、書類選考は全通、面接で③④問われるだけという感じです。待遇については私が見ていた限りでは350~600ぐらい、中央値は450ぐらいなんじゃないでしょうか。繰り返しますがこのカテゴリーが就職難というのは実態を知らないナンセンスな意見です。ついでに言うと2018年時点では年収の期待値もかなり上昇傾向です。強気に700万円ぐらい要求してもくれるところはくれます。もはや細かく書く価値すらありません。

 

5、結論

法科大学院卒だけなら場合によるが一般的には就職戦線ではビハインドはなく、司法試験合格者については全く問題なし、というのが結論です。というわけで現在法科大学院に在学中の方は、景気が悪化しないことを祈りつつ、元気に勉強しておけば問題なしです。

 

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